トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > ものづくり教室・少人数向け体験 > ものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」 > 原始古代の技に学ぶ第5回「貝を使ったパプア風ネックレス作り」
ページID:120715更新日:2025年8月26日
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県立考古博物館では月に1回程度、16歳以上の方を対象としたものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しております。
今年度第5回のものづくり教室は特別展「PAPUA×JOMON 縄文文化の謎を考える─パプアニューギニアの民族誌─」の連携企画として、貝を使ったパプア風ネックレス作りを開催いたします。
貝を使ったパプア風ネックレスの制作例
パプアニューギニアでは、古くから貝殻を使った「貝貨(ばいか)」が人々の暮らしの中で重要な役割を果たしてきました。特に東ニューブリテン州のトーライと呼ばれる人々は、ムシロガイ科の巻き貝を加工してビーズ状にし、「タブ」と呼ばれる伝統的な貨幣として使用しています。
貝を使ったパプアニューギニアの装身具と貝貨
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タブは冠婚葬祭や土地の売買、学費の支払いなど、日常生活のさまざまな場面で使われており、国家の法定通貨「キナ」と並行して流通しています。中でも、大量(100~1000ポコノ以上)のタブを束ねて円環状にした「ロロイ」は、トーライ社会において強い社会的影響力と神秘的な力を象徴する存在です。(タブの最も使われている単位はポコノ(1ポコノ=約180cm=大人が両手を広げた際の左右の手の幅)といい、2000年代には1ポコノ=4~5キナで取引されていました。ただし、貝殻の数や長さに厳密な決まりがなく、質や量にかなりのばらつきがあるようです)
![]() 「タブ」をイメージして束ねたネックレス 画像を拡大(JPG:1,200KB) |
![]() 貝を使ったネックレス作りの様子 |
今回のものづくり教室では、パプアニューギニアの貨幣文化や歴史について学びながら、伝統的な貝貨「タブ」をモチーフにしたネックレス作りを体験していただきます。この機会に是非、異文化への理解を深めながら、世界に一つだけのアクセサリーを手作りしてみませんか?
皆様のご参加をお待ちしております。
令和7年9月27日(土曜日)午前9時30分~13時
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMaps)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
16歳以上の方・6名程度
1,300円
教材費およびイベント保険料です。参加時にお支払いください。
エプロン、眼鏡(小さな貝を使用するため、必要な方はご用意ください)
活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。
新型コロナウイルス・インフルエンザ等の感染症対策として、マスクの着用を推奨いたします。
参加には事前にお申し込みが必要です
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申し込みください。
令和7年8月27日(水曜日)~9月10日(水曜日)の間、お申し込みを承ります。
お申し込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は9月17日(水曜日)までに当選者への連絡をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申し込みが定員に満たなかった場合、先着順にて追加募集いたします)
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
055-266-5286FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:月曜日(9月15日は開館)、9月16日(火曜日)、9月20日(土曜日)~26日(金曜日)
9月20日(土曜日)~26日(金曜日)の間は特別展「PAPUA×JOMON縄文文化の謎を考える─パプアニューギニアの民族誌─」の準備等により臨時休館いたします。休館中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご了承くださいますようお願いいたします。
ものづくり教室の詳細は考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。