ここから本文です。
令和7年3月26日(水曜日)
山梨県公安委員会室
議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。
刑事企画課から、令和7年4月1日付けの人事異動に伴い、逮捕状等、没収保全、通信傍受令状等の請求権者の指定と通知について説明があり、原案どおり決裁された。
運転免許課から、運転免許の取消処分9件に係る意見の聴取について説明があり、原案どおり決裁された。
首席監察官から、令和7年度における山梨県警察監察実施計画について報告があった。
生活安全部長から、本年4月4日から3日間の日程で開催される第51回信玄公祭りの概要及び同月5日に行われる「甲州軍団出陣」における警備対策等について報告があった。
刑事部長から、専門的な知識及び技能の習得により犯罪の多様化にも的確に対応できる捜査官の育成を図るため、刑事特別研修員の指名について報告があった。
刑事部長から、山梨県内でSNSを介した投資詐欺と恋愛感情に乗じたロマンス詐欺の被害が相次いでいることを受け、実際に県内で起きた事件を分析し、不審点や詐欺と見破るためのポイントをまとめた手口集を作成したこと、県警ホームページへの公開、広報や各種警察活動を通じた活用で県民への周知を図っていく旨の報告があった。
本部長から、「SNS型投資・ロマンス詐欺対策については、SNSを介しての手口であるため、電話詐欺抑止装置や国際電話の利用禁止等ハード面での対策ができる電話詐欺と異なり、ソフト面での対策が重要となる。そこで手口集を作成した。前もって一読していただくことで、不審点に気付いたり、詐欺と見破ることができるなど抑止効果が上がることを期待している。
また、3月31日付けの人事異動により警察庁長官官房付となり、38年間勤めてきた警察組織から退くことになった。着任から約1年8か月の間、電話詐欺対策や飲酒運転対策など各種治安課題に全力で取り組んできた中で、委員各位からは、御提言、御指摘、御示唆を賜り、できる限り個別の業務に具体化して反映させた。結果が出ていない部分については、新本部長の下、県警一丸となって成果を上げていくことを期待する。」旨の発言があった。
委員から、「新体制においても、横軸での連携を図っていただき、県民の安心安全を守るために前進していただきたい。監察実施項目に挙げられているハラスメント等非違事案防止に努めていただきたい。信玄公祭りの警備対策もよろしくお願いする。刑事特別研修員制度は大変良い制度であり、研修や教養の強化は重要である。本部長には、これまで県民の安心と安全を守るために日々最前線で御尽力いただいたことに感謝申し上げ、更なる御活躍を祈念申し上げる。」旨の発言があった。
委員から、「本部長には、在任中、職員の実務能力のレベルアップに加え、人間教育に関し大変御尽力しておられた。世代間の価値観の多様化に加え、警察組織における統率・職務権限とハラスメントの関連などの課題がある中で、ポリスマインドの在り方や全人的な教養を強力に推進されてこられた。今後も組織内で継続されることを期待するとともに、御礼申し上げる。」旨の発言があった。
委員から、「監察実施項目に挙げられているハラスメント等非違事案防止対策に関し、特にパワハラについては、幹部職員に対する教育をしていただきたい。SNS型投資・ロマンス詐欺手口集について、県民への周知に尽力していただきたい。退官される本部長には、在任中の御労苦に対し、感謝申し上げる。」旨の発言があった。
お問い合わせ