ページID:116361更新日:2025年8月18日
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山梨県で行われている農業についてわかりやすく学習出来る小学生向けの副読本を作成しました。
知ってみよう やまなしのおいしい果物(PDF:4,252KB)
児童の皆さんに山梨県で行われている特色ある農業に興味・関心を持ってもらうことを目的に、県内の小学校で農業体験や収穫物の加工体験を行っています。
令和7年度の実施校
中北地域:甲斐市立竜王小学校
・地域の特産品の八幡いも(やはたいも)やスイートコーン、お米作りを行っています。
峡東地域:笛吹市立石和西小学校
・シャインマスカットの摘粒(てきりゅう)やジベレリン処理(しょり)などの作業を行っています。また、ブドウを使ったスイーツ作りにも挑戦しています。
峡南地域:身延町立身延小学校
・身延町曙(あけぼの)地区で明治時代から栽培されてきたあけぼの大豆を有機農業で栽培しています。種まきや収穫を行い、試食などを交えながらあけぼの大豆の特徴について学習しています。
富士・東部地域:富士河口湖町立大石小学校
・スイートコーンの栽培体験とお米作り体験を行っています。
令和4~6年に実施されていた「やまなし食農菜園教育モデル実践事業」にて体験学習を行った学校の様子がYouTubeの「山梨チャンネル」にアップされています。
身延町立下山小学校:育ててみよう やまなしの農業(身延町 あけぼの大豆編) - YouTube
都留市立禾生第二小学校:育ててみよう やまなしの農業(都留市 スイートコーン編) - YouTube
山梨県内の農業現場では、SDGsに関連する様々な取り組みが行われています。その中のいくつかの取り組みを紹介します。
4パーミル・イニシアチブ
山梨県が全国に先駆けて取り組んでいる取り組みで、土壌の炭素量を増やすことで人間活動による大気中の二酸化炭素の増加を打ち消し、地球温暖化を止めようという取り組みです。
山梨県の4パーミル・イニシアチブの取り組み(長編) - YouTube
4パーミル・イニシアチブについて/山梨県の農畜水産物ブランド「おいしい未来へ やまなし」 (pref.yamanashi.jp)
アニマルウェルフェア
豚や牛、ニワトリなどの動物が生まれてから肉になるまで、快適で健康的な生活ができる飼育方法を目指すことで、現在では世界中でも重要な考え方となっています。アニマルウェルフェアの取り組みによって、品質の高い肉や牛乳の生産にもつながります。
「おいしい未来へ やまなし」サスティナブルな未来~家畜にやさしい畜産・アニマルウェルフェア~ - YouTube
アニマルウェルフェアについて/山梨県の農畜水産物ブランド「おいしい未来へ やまなし」(pref.yamanashi.jp)
やまなしGAP
GAPとは「Good Agricultural Practice」を省略した言葉です。英語でAgriculturalは農業、Practiceは実践という意味で、GAPは農業に関わる様々な作業を行う中で、それらを記録し、また点検や評価を行うことで作業を常に改善していこうという取り組みです。
GAPの取り組みを行うと、品質が高い農産物の生産だけでなく、農作業中の事故の防止や環境への影響を抑えるなど、様々ないいことがあります。
山梨県内でGAPの取り組みを行う生産者の方を「やまなしGAP」として認定することで、県内にGAPの取り組みを広めることを目指しています。
山梨県/GAPの推進について (pref.yamanashi.jp)
山梨県では、様々な農産物が生産されており、また農業を発展させていくための様々な取り組みが行われています。
児童の皆さんに農業体験を実施することで、山梨の農業に対する児童の興味・関心を深めるとともに、未来の山梨県の農業を支える人が出てきてほしいと考えています。
山梨県で行われている農業の現在のすがたについていくつか紹介します。
山梨県で生産されている主な農産物
山梨県/やまなしの農畜産物の紹介 (pref.yamanashi.jp)
山梨県の農業に関する基本的なデータ
令和5年度農政ポケット資料
山梨県が開発した生食用ブドウ品種
山梨県/登録品種情報 生食用ブドウ (pref.yamanashi.jp)
山梨県が開発したモモ・スモモ・オウトウ(サクランボ)品種
山梨県/登録品種情報 モモ・スモモ・オウトウ (pref.yamanashi.jp)
令和4年7月、山梨市・笛吹市・甲州市からなる峡東地域(きょうとうちいき)が世界農業遺産に認定されました。
峡東地域は、日本のブドウ栽培発祥の地とされ、ブドウ「甲州」は、約1000年前の平安時代にはすでに栽培されていたとも言われています。また、モモ、スモモ、カキなども古くから栽培され、江戸時代にはすでに果樹の産地として知られていました。
扇状地(せんじょうち)という特色ある土地に適応するために、いろいろな技術が生み出されました。また、枯露柿(ころがき)やワインなど加工品や、約120年前に始まったとされる観光農園などとともに発展し、ここだけの美しい景観や文化とともに世界に誇る特色ある地域を作っています。
峡東地域世界農業遺産推進協議会 – ようこそ扇状地に広がる果樹園へ日本農業遺産伝承と進化山梨県峡東地域の果樹農業システム (kyoutou-giahs.jp)