ページID:56617更新日:2024年4月24日
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熱中症とは、高温多湿な環境下で、からだの水分や塩分などのバランスが崩れてしまい、体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指し、生命の危険を伴うこともあります。
熱中症は、室内でも多く発生しています。夜も注意が必要です。
熱中症は、例年、梅雨入り前の5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。
雨の合間の突然気温が上がった日や梅雨明けのよく晴れた気温が高い日、曇っていても湿度が高い蒸し暑い日は特に注意が必要です。
熱中症は生命に危険をおよぼす可能性がありますが、予防法を知っていれば防ぐことができます。一人ひとりが、熱中症予防の正しい知識をもち、自分の体調の変化に気をつけるとともに、周囲の人にも気を配り、予防を呼びかけ合って、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
*暑さ指数(WBGT):熱中症予防のための指標
暑さ指数(WBGT)は、1.湿度、2.日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、3.気温の3つを取り入れた指標です。熱中症予防のための指標として用いられ、熱中症の危険を判断する数値として提供されています。
下記を参考としてください。
山梨県内10地点暑さ指数実測値地図 (環境省熱中症予防情報サイトより 令和6年4月24日~10月23日情報提供)
【県内暑さ指数情報提供地点】:大泉、韮崎、甲府、勝沼、大月、古関、切石、河口湖、山中、南部
令和6年4月24日(水曜日)から、「熱中症特別警戒アラート」の運用を開始します。
「熱中症特別警戒アラート」とは
県内の全ての暑さ指数(WBGT)情報提供地点において、翌日の日最高暑さ指数が35以上となることが予測される場合に発表されます。広域的に過去に例をない危険な暑さ等により熱中症緊急搬送者数の大量発生を招き、医療の提供に支障が生じるようなおそれがあります。全ての県民において熱中症予防行動の徹底が必要になります。(発表時間:前日の午後2時(前日午前10時頃の予測値で判断))
名称 | 熱中症特別警戒アラート(新設) | 熱中症警戒アラート |
発表基準 | 全ての暑さ指数情報提供地点における翌日の日最高暑さ指数が35 | いずれかの暑さ指数情報提供地点における翌日の日最高暑さ指数が33 |
発表時間 | 前日午後2時 | 前日午後5時及び当日午前5時 |
発表期間 | 4月第4水曜から10月第4水曜 |
気候変動の影響により極端な高温のリスクも高まっているため、熱中症警戒アラートの一段上の熱中症特別警戒アラートが導入されました。
※熱中症特別警戒アラートが発令された場合は
熱中症特別警戒アラートの発表地域では、重大な健康被害が生じるおそれがあることから、全ての方が自ら涼しい環境で過ごすなどの自発的な熱中症予防行動を積極的に行ってください。また、家族や周囲の人々においても見守りや声かけ等の共助や、公助を行ってください。
また校長や経営者、イベント主催者等の管理者の方々は全ての人が熱中症対策が徹底できているか確認し、徹底できていない場合は運動や外出、イベント等の中止、延期、変更(リモートワークへの変更を含む。)等を判断してください。
熱中症対策の一つとして、市町村が事前に指定しているクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)が開放されます。自宅にエアコンがない場合等、涼しい環境が確保できない場合はクーリングシェルターへ移動してください。(クーリングシェルターについてはお住いの市町村にご確認ください。)
その他、環境省や県環境・エネルギー政策課でも熱中症特別警戒アラートに関する情報を発信していますのでそちらも併せてご確認ください。
「熱中症警戒アラート」とは
県内の暑さ指数(WBGT)予測地点のいずれかにおいて、最高暑さ指数を33以上と予想した日に発表されます。(前日から予想された場合は、前日17時にも発表。)
熱中症警戒アラートが発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症予防行動を積極的にとりましょう。
伝達方法は、気象庁の防災情報システムを通じて各自治体や報道機関などに発表されます。また、同時に「気象庁のウェブサイト」及び「環境省熱中症予防情報サイト」に掲載されます。
熱中症警戒アラート 発表時の予防行動(PDF:1,541KB)
環境省は、令和2年7月31日(金曜日)に、LINE公式アカウント「環境省」を開設し、熱中症予防対策の情報配信を開始しました。
LINE公式アカウントに友だち追加していただくことで、熱中症警戒アラートが発表された際に情報を受け取ることができます。
公式アカウントは次のとおりです。
⇒ アカウント名:環境省
LINE ID :@kankyo_jpn
QRコード :
利用方法など、詳細については、下記をご覧ください。
⇒ 環境省熱中症予防情報サイト - 環境省公式LINEアカウントによる情報配信 (env.go.jp)(外部リンク)
熱中症予防声かけプロジェクト(外部リンク)
室内で熱中症になる高齢者が目立ちます。室内に温度計を設置し、暑さは感覚だけでなく目で見てわかるようにすることが必要です。
28度を越えた時は、扇風機やエアコンなどを使用して部屋の温度を調整しましょう。
また、こまめな水分補給も大切です。
子どもは、発汗機能が未熟なため高温環境では熱中症になりやすいので注意が必要です。短時間でも車の中に一人にしないようにしてください。自分で意思表示ができないのでまわりで気をつけることが必要です。
近年、夏季に多くの災害が発生していますが、気温や湿度が高い日には、生活環境、作業内容、体調等の状況次第で被災住民やボランティア等の方々が熱中症にかかる危険性が高まるため、十分に対策を行うことが重要です。
災害時の熱中症予防~避難生活・片付け作業時の注意点~(PDF:880KB)
熱中症対策関連資料のダウンロードはこちら
⇒ 環境省熱中症予防情報サイト 普及啓発資料のダウンロード (env.go.jp)(外部リンク)
紫外線の浴びすぎは健康への影響があります。
急性の影響は日焼け、雪目等です。
慢性の影響は皮膚のシワ、シミ、皮膚ガン、白内障等です。
紫外線についての正しい知識を持って、健康への悪影響を防止しましょう。